「法定相続情報一覧図」をご存じですか?

こんにちは。司法書士法人小屋松事務所です!

前回のブログでは「戸籍の附票とは?」というタイトルで戸籍の附票について解説しました。

今回は、当事務所の相続部門より「法定相続情報一覧図」に関するお話をしたいと思います。

「法定相続情報一覧図とは?」

不動産の名義変更、預貯金の解約など、いずれの相続手続きにおいても、まずは、“亡くなった方に関する戸籍を集めて相続人が何人いるのかを確認する”ことが欠かせません。

一度、この手続きを経験された方は、見慣れない文字や専門用語が並ぶ一連の戸籍を集める作業の大変さをご存じだと思います。

 戸籍を集める側が苦労するのはもちろんですが、法務局や各金融機関といった戸籍をチェック側にとってもその作業は大変な負担であるため、特に主要な銀行や地方銀行では分厚い戸籍の束に代わって一枚の紙で一目で相続人を確認できる「法定相続情報一覧図」の利用促進を進めています。

法定相続情報一覧図は、法務局が「この方が正当な相続人です」と公的に証明してくれる1枚の家系図のような書類です。これさえあれば、あちこちの窓口で分厚い戸籍の束を出す必要がなくなり、手続きのスピードが上がり、相続人の負担も大幅に減らすことができます。

図1:法定相続情報一覧図イメージ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照/法務局HP「法定相続情報証明制度について」:https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/page7_000013.html)

法定相続情報一覧図はどんな手続きに使えるの?

法定相続情報一覧図を作成すると、主に以下の手続きをスムーズに、かつ同時並行で進めることができます。

〇預貯金の名義変更・解約(銀行・信用金庫・郵便局など)

〇不動産の相続登記(法務局での名義変更)

〇有価証券の移管(証券会社での手続き)

〇相続税の申告(税務署への提出)

〇生命保険金の請求(保険会社への提出)

〇自動車の名義変更(運輸支局など)  など

法定相続情報一覧図を利用するメリットは?

 ① 手続きの待ち時間を大幅にカットできる

通常、銀行の窓口に戸籍の束を持っていくと、コピーや内容確認に長時間待たされることが珍しくありません。この一覧図なら数分で確認が終わるため、窓口での拘束時間が大幅に短縮されます。

② 複数の手続きを「同時」に進めることができる

戸籍謄本が1セットしか手元にないと、A銀行が終わるまでB銀行へ行けません。しかし、この一覧図は法務局で何枚でも無料で発行できるため、何枚か持っておくと、複数の銀行や法務局、税理士へ同時に書類を提出でき、全ての相続手続完了までの期間をグッと早められます。

③ 戸籍の取得費用を節約できる

予備のために戸籍謄本を何セットも取得するとなると、数千円〜数万円の費用がかかってしまいます。一覧図を1枚作っておけば、戸籍は1セットだけで済むため、戸籍取得費用を抑えることができます。また、一覧図は、申出から5年以内は無料で再発行が可能です。

④ 紛失のリスクや管理の負担を減らすことができる

何十枚もの戸籍の束を持ち歩くのは紛失のリスクがあり、管理も大変です。一覧図なら、家系図のような形式のA4用紙1枚を管理するだけで済みむため管理も簡単です。

詳しくは当事務所までお気軽にご相談ください!

法定相続情報一覧図は、相続手続きの際、亡くなった方の「銀行口座がいくつもある」「証券会社の手続きがある」といった方には、特に作成をおすすめしています。

当事務所では戸籍の収集から「法定相続情報一覧図」の代理申請まで、一連のお手続きをお手伝いをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

「相続の基礎知識に関するブログ」はこちらから

当事務所のHPでは「相続」や遺言・家族信託などの「生前対策」についての記事を掲載しておりますので是非参考にしてみてください!

下記のタイトルからそれぞれに記事のページをご覧いただけます。

「遺言を作成するタイミングっていつがベストなの?」

「相続登記の義務化について」

「戸籍の附票とは」

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